[2018/12/04]クラウド&データセンターコンファレンス 2018-19

セッション※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

11:00

11:50
オープニング基調講演
クラウド世界3位に躍り出たアリババクラウドの「実力」と「協業」
アリババクラウド・インターナショナルグループ
ソリューションアーキテクト
奥山 朋
講演概要

ガートナーが2018年8月に発表したクラウドのシェア調査では、アリババクラウドがGoogleを抜き、世界3位に浮上したことで注目を集めました。アリババクラウドは、流通総額最大手となったアリババグループを支えているITインフラを切り出してサービス化したもので、巨大化を続ける同サービスに対応するとともに、周辺のクラウドサービスを併せて開発できる大規模かつ柔軟な体制も特徴です。本講演では、日本に上陸しているアリババクラウドの特徴や日本国内のITインフラ、さらに、OEM供給可能な点やパートナー制度など、アリババクラウドの柔軟な提供スタイルについても紹介します。

12:10

13:00
スポンサーセッション1 ※ランチ提供
ストレージ選定の最終回答、ピュア・ストレージで実現する「自律的に進化し続けるデータプラットフォームの提供、そして次世代データハブ戦略とは」?
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社
クラウド・サービスプロバイダー営業部
シニア・アカウント・エグゼクティブ
植田 真伍
講演概要

多様化、拡大を続けるデジタルトランスフォーメーション、そしてデータセントリック社会と言われる昨今、ストレージ選定がビジネス拡大のカギとなります。ピュア・ストレージは、この新しい時代に貢献するため、自律的に進化する半永久的に利用可能なビジネスモデル「エバー・グリーン戦略」とピュア・ストレージで実現する「次世代データハブ戦略」のご紹介を、最新の事例やデモを交えながら紹介いたします。

13:10

13:50
スポンサーセッション2
「守る、広島」
~ 来るべき技術的特異点に備える地方データセンターの活用策について ~
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
ソリューション営業推進部 マネージャー
 
藤井 宏一郎
講演概要

5G、AI/IoTなどに対応した高集積IoT機器の電力、発熱量の増加に旧来のデータセンターの能力では応えられなくなっています。また、今後はエッジコンピューティング普及により地方データセンターの重要度が増してきます。老朽化したデータセンターへの対応、エッジコンピューティングへの備え、来たるべき技術的特異点というビジネスチャンスを迎えるための選択肢として地方データセンターの役割についてご紹介します。

14:00

14:50
アフタヌーン基調講演
超省エネデータセンター「PUE=1.02」の世界
大阪大学
サイバーメディアセンター
先端ネットワーク環境研究部門
教授
松岡 茂登
講演概要

あらゆるインターネットサービス(クラウドサービス)をネットワークの“向こう側”で支えるハードウェア基盤としてのデータセンターは、その規模・密度ともに増大している。最近では、IoTビジネスの拡大や来るべき5Gシステムのサービスインを控え、その形態は一極集中型のメガシステムに加え、エッジやフォグといった身近な中小規模/高密度コンピューティングシステムの台頭の時代を迎えつつある。また、昨今、高発熱・高集約型のサーバーやAIシステムの普及により、これまでの一般的な空調では対応できないという問題が新たに露呈してきた。本講演では、これまでの空調技術では対応が困難だった高発熱密度部分も含め、抜本的な省エネデータセンター(PUE=1.02)を実現する取り組みを紹介する。

プロフィール

1985年4月 NTT研究所入所
2009年 NTT環境エネルギー研究所 所長
2012年 NTT情報流通総合研究所 主席研究員
2013年4月 大阪大学サイバーメディアセンター 教授に就任、現在に至る。
エネルギーマネージメント技術、データセンターの省エネルギー技術、および高速ネットワークの省エネルギー技術など、広くグリーンICT技術の研究に従事。

14:50

15:30
特別招待講演
When the Clouds Part: How to Better Manage Your Cloud Infrastructure
クラウドインフラストラクチャーのより良い管理方法
インテル コーポレーション
グローバル データセンター マネジメント ソリューションズ
ジェネラルマネージャー
ジェフ・クラウス
講演概要

オンプレミスでもオフプレミスでも、インフラの価値を最大限に引き出すために、より多くの可視性と運用管理が求められます。データセンター管理ツールによって、メモリの競合、消費電力、熱消費、サーバの健全性、利用率を徹底的に監視し、クラウドの形態に関係なく、より優れた制御を可能にすることができます。 このセッションでは、インテルのソフトウェアツールを使用することで、リアルタイムな監視と正確な管理が可能になり、運用コストを削減し、将来の予測も踏まえたインフラストラクチャを最適化する方法を海外の事例も含めご紹介します。

15:40

16:20
調査報告
最新調査から見えてきたデータセンター「生き残り」策
~大規模化/高効率化/ネットワーク強化に重きを置いた新設クラウド・データセンターのポイント
株式会社インプレス
クラウド&データセンター完全ガイド編集部
アナリスト
池田 健二
講演概要

インプレス総合研究所とクラウド&データセンター完全ガイド編集部が毎年発行している国内データセンター/クラウド市場の動向調査『データセンター調査報告書』。
データセンター事業者のビジネス意向調査では、DC施設の保有状況やクラウド事業の計画といった事業の現況と今後の方針などを、また、利用企業の動向ではデータセンターの利用状況や選定理由などをつぶさに調査しています。
本セッションでは現在準備中の最新版の調査データをもとに、特に注目すべき大規模化/高効率化/ネットワーク強化についてのポイントを示します。

16:30

17:20
クロージング基調講演
サイバーファースト時代の主役を担うデータセンター(仮)
東京大学 大学院
情報理工学系研究科
教授
江崎 浩
講演概要

デジタルのルールが経済や社会のシステムを再定義する「サイバーファースト」。この潮流で重要な役目を担うのがデータの集積地=データセンターです。クロージング基調講演には、世界のネットワーク/データセンター研究の第一人者で、WIDEプロジェクトボードメンバーや東大グリーンICTプロジェクト代表などを務める江崎浩・東京大学大学院教授が登壇。IoT、インダストリー4.0、AI、仮想通貨などが起こすデジタルとリアルの逆転現象への考察の後、サイバーファースト社会の要諦としてのデータセンターの新たな要件を解き明かします。

プロフィール

1987年 九州大学 工学部電子工学科 修士課程了。
同年4月(株)東芝 入社 総合研究所にて ATMネットワーク制御技術の研究に従事。
1990年より2年間 米国ニュージャージ州 ベルコア社、
1994年より2年間 米国ニューヨーク市 コロンビア大学 CTR(Centre for Telecommunications Research)にて客員研究員。高速インターネットアーキテクチャの研究に従事。
1994年ラベルスイッチ技術のもととなるセルスイッチルータ技術を IETFに提案し、その後、セルスイッチルータの研究・開発・マーケティングに従事。IETFのMPLS分科会、IPv6分科会では、積極的に標準化活動に貢献している。
1998年10月より東京大学 大型計算機センター助教授、2001年4月より東京大学 情報理工学系研究科 助教授。
2005年4月より現職(東京大学 情報理工学系研究科 教授)WIDEプロジェクト代表。 MPLS-JAPAN代表、IPv6普及・高度化推進協議会専務理事、JPNIC副理事長、ISOC(Internet Society)理事(Board of Trustee)。
日本データセンター協会 理事/運営委員会委員長。工学博士(東京大学)。