タイムテーブル

13:00

13:05
開催のあいさつ
セッション1
13:05

13:45

今回のH265/HEVCの概要とポイント
— 主要な画像圧縮符号化技術の歴史的発展とともに概観 —

講演概要

まずH.265/HEVCの画像圧縮の基礎や歴史的な経緯を整理していきます。

H.261、MPEG-1、H.262|MPEG-2、H.263、MPEG-4、H.264/AVCなどの、主要な動画像圧縮符号化技術の基本原理を、歴史的発展に沿って説明するとともに、圧縮技術の心臓部でもある動き補償フレーム間予測、DCT変換や可変長符号化などの仕組みも概観していきます。その後、新しく制定された「H.265/HEVC」に至る動画像圧縮符号化標準の進化を概説します。

大久保榮氏

講師

VTVジャパン株式会社
技術戦略アドバイザー
大久保 榮

セッション2
13:50

15:50

H.265/HEVCの全体構成と具体的な技術的ポイント
— 拡張された技術と新規技術 —

講演概要

前半では、H.265/HEVCの標準化を行った、JCT-VC(映像符号化に関する合同協力作業チーム)設立に至る経緯やH.265/HEVCの標準化の過程、共通実験条件と提案の評価、H.265/HEVCの中核となる圧縮符号化技術のうち符号化単位、予測、変換、量子化について解説します。

後半では、H.265/HEVCの中核となる圧縮符号化技術のうち、デブロッキング・フィルタ、サンプル・アダプティブ・オフセット、エントロピー符号化、特殊符号化モードなどについて説明します。さらに、H.265/HEVCの全体構成とプロファイルとレベルの規定についても解説します。

講師

高村誠之氏

前半 14:00〜14:50

日本電信電話株式会社
NTTメディアインテリジェンス研究所
主幹研究員(特別研究員)
高村 誠之


中條健氏

後半 14:50〜15:40

株式会社東芝
研究開発センター
主任研究員
中條 健

セッション3
16:00

16:40

H.265/HEVCのエンコーダの実装例

講演概要

本セッションでは、H.265/HEVCの効率的符号化の実装例を解説します。公開ソフトウェアであるH.264/HEVC参照ソフトウェアモデル(HM:HEVCテストモデル)の概要を述べた後、HMが行っているラグランジュコスト関数に基づく符号化最適化アルゴリズム、標準化過程で用いられた代表的符号化構造、CU(Coding Unit、符号化ユニット)、およびPU(Prediction Unit、予測ユニット)選択アルゴリズム、高速動き探索方法、TU(Transform Unit、変換ユニット)選択および量子化を解説します。

峯澤彰氏

講師

三菱電機株式会社
情報技術総合研究所
研究員
峯澤 彰

セッション4
16:45

17:35

H.265/HEVCをサポートするシステム技術と
H.265/HEVCの拡張機能の今後

講演概要

本セッションでは、システム・レイヤに近いハイレベル・シンタックス、ファイル・フォーマットやMPEG-2システムなどを解説しながら、H.265/HEVCをサポートする放送、蓄積、および通信向けのシステム技術について解説した後、今後の画像符号化技術を見ていきます。

またRange Extension(H.265/HEVCのハイエンド用途、業務用アプリケーションへの拡張)、スケーラビリティ、3D(3次元)拡張など、H.265/HEVCのバージョン2に向けた今後の展開についても解説していきます。

鈴木輝彦氏

講師

ソニー株式会社
主任技師
鈴木 輝彦

17:35

17:45
質疑応答
17:45

17:50
閉会のあいさつ

※ 内容、タイムテーブルについて、やむを得ない事情により一部変更となる場合もございます。予めご了承ください。

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主催