クラウド時代の「ビジネスに資するデータセンター」、その姿と解を探る
グローバル展開を前提にした基幹ビジネスの拡大や新規ビジネスの創出といった“攻め”の課題と、事業継続やコンプライアンスの体制強化、コスト削減といった“守り”の課題。厳しい市場競争を勝ち抜くうえで今日の企業がなすべき課題は多岐にわたりますが、それらの解決にあたって、経営戦略としてのIT活用が重要かつ不可欠であることは言うまでもありません。
これらの経営課題にこたえうるITインフラを、企業はいかにして調達し活用していくか――。経営者やCIOの問題意識が今、データセンターのあり方に大きな変革を求めています。ITの進化に目を向ければ、企業におけるクラウドコンピューティングの活用がこの数年で大きく進展し、企業のITインフラの設計・構築・運用を考えるうえで、今や欠かすことのできないファクターとなりつつあります。
踏まえて、今の時代、ビジネスに資するデータセンターはどうあるべきなのでしょうか。企業の要請とITの潮流遷移の両面から強く求められているのは、利用する企業のビジネス要件に応じて、柔軟かつスケーラブルにインフラ/リソースを提供できる“サービスとしてのデータセンター”だと言えます。言い換えれば、データセンター事業者の側には、サーバーやストレージ、業務システムを収容する固定的な“ファシリティとしてのデータセンター”という旧来の概念・モデルからの転換が迫られているわけです。
国内唯一のデータセンター専門メディア「データセンター完全ガイド」が主催する「データセンターコンファレンス」は、データセンターが今後進むべき指針のヒントとなるようなテクノロジー、ファシリティ、ビジネス/サービスモデルの最前線をお伝えするイベントです。業界の識者・専門家によるセッションを用意し、データセンター関連サービスの課題解決を図る新たな技術動向や、利用企業に対し付加価値を提供できるソリューションやノウハウなどを総括します。
クラウド時代の「ビジネスに資するデータセンター」を実現するうえで、来場いただいた皆様に価値の高い情報を提供してまいります。ぜひご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
テーマ | データセンターコンファレンス2014 Autumn クラウド時代の「ビジネスに資するデータセンター」、その姿と解を探る |
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日時 | 2014年9月18日(木)13:00~18:20(受付開始12:30) |
受講対象 |
など
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会場 | ベルサール八重洲(東京) 〒103-0028 東京都中央区八重洲1-3-7 八重洲ファーストフィナンシャルビル2F http://www.bellesalle.co.jp/room/bs_yaesu/access.html
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定員 | 150名様 |
主催 | 株式会社インプレス「データセンター完全ガイド」 |
受講料 | 無料(事前登録制) |
基調講演 | |
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13:00 | 13:50 (50分) |
データセンターネットワークの来るべきアーキテクチャ 講演概要 データセンター内の機器は、以前にも増して高密度・高集約化が進行している。それに伴い、データセンターネットワークにもさらなる効率化、高信頼化が求められている。 しかし、以前のようにネットワーク機器を冗長に並べることでの高信頼化ではなく、できる限り余剰となる機器を削減し、ネットワーク帯域を余らせることなく利用するような効率化を図った上での高信頼化が求められている。 さらに、SDNやNFVといったキーワードにより、データセンターネットワークはいわゆる「インターネット」とは異なる、より専用化、簡易化されたネットワークとして構築される方向にある。 このような現状の要求と新たな技術動向をふまえ、データセンターネットワークの来るべきアーキテクチャと機能に関して分析し、予想する。 講師 東京大学 情報基盤センター 准教授 関谷 勇司 氏 |
セッション1 | |
13:50 | 14:30 (40分) |
仮想環境、クラウド環境を保護する次世代セキュリティソリューション 講演概要 仮想化、クラウド技術の進化により、ビジネスはオンデマンドの方向に向かっています。それに伴い、セキュリティ脅威も新たに誕生し、これらの環境でのセキュリティ課題も明らかになりつつあります。ジュニパーは、次世代FW、Webアプリケーション保護、DDoS攻撃からの保護など仮想環境、クラウド環境を保護する広範なセキュリティポートフォリオを提供しています。最新のソリューションをSDN、NFVといったトレンドとの関係も含めて解説していきます。 講師 ジュニパーネットワークス株式会社 森本 昌夫 氏 協賛:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 |
セッション2 | |
14:40 | 15:20 (40分) |
BCPの観点から見たデータセンタのあるべき姿 講演概要 クラウドサービスの進展やデータセンタビジネスの競争激化に伴い、データセンタへの要求条件は多様化が進んでいます。また、ユーザの立場に立つと、災害対策BCPやICT機器維持コストの低減とデータセンタを利用する理由も様々となってきております。本セッションでは、BCPの観点から考えるデータセンタのあるべき姿を中心に平時も効率的に運用できるデータセンタの構成・設備について事例を用いて紹介します。 講師 株式会社NTTファシリティーズ 星島 惠三 氏 |
セッション3 | |
15:25 | 16:05 (40分) |
これからのデータセンタに求められるストレージの姿 講演概要 データを蓄積するデバイスと言えば、フラッシュとハードディスク。それぞれのデバイスには固有の特徴が存在します。しかし、この特徴を上手く生かさなければ多くの無駄が生じる事は意外に知られていません。ストレージの抱える問題を根本から見つめ直し、デバイスの特徴を最大限に生かしきる事により、圧倒的な低コストを実現したストレージ、それがニンブルストレージです。 本セッションではニンブルストレージのアーキテクチャーを解り易く、デモを交えて解説致します。 講師 Nimble Storage Japan 合同会社 川端 真 氏 協賛:株式会社 東芝 クラウド&ソリューション社 |
セッション4 | |
16:15 | 16:55 (40分) |
大規模DDoS攻撃を防ぐA10のセキュリティソリューション 講演概要 近年、DDoS攻撃の規模は、極めて大きくなっており、その頻度も年々増加しています。 攻撃による被害は、サービスの不具合だけでなく、ブランドイメージの低下や機会損失にも発展する可能性をはらんでいます。このようなリスクに対応するためには、これまでよりも有効な対策が必要です。本セッションでは、大規模DDoS攻撃に対応できるA10のセキュリティソリューション とSCSKによる確実な導入、対策効果を向上させるための支援体制をご紹介いたします。 講師 A10 ネットワークス株式会社 高木 真吾 氏 SCSK株式会社 岡本 裕治 氏 |
セッション5 | |
17:00 | 17:40 (40分) |
データセンタ仮想化を加速させるデルのSoftware Definedソリューション 講演概要 よりシンプルで柔軟性のあるインフラが求められる昨今、デルのOpenNetworkingの取組や、Software Define Storage、ハイブリッドクラウド連携などトータルソリューションをわかりやすくご紹介いたします。またDC事業者様をはじめとするパートナーエコシステムと各種プログラムをご案内させていただきます。 講師 デル株式会社 馬場 健太郎 氏 |
特別講演 | |
17:50 | 18:20 (30分) |
データセンターの環境評価指標と測定方法標準化 講演概要 日本データセンター協会(JDCC)環境基準WGでは、データセンターにおける環境評価指標の標準化とその普及に取り組んでいます。 最も有名な環境評価指標がPUEであることは異論がないでしょう。PUEはシンプルでわかりやすい指標ですが、測定ポイントや計算方法に多少の自由度があり、また、限界があるのも事実です。 そうしたPUEの限界に対してWUE(水使用効率)やCUE(カーボン利用効率)、DCMM(成熟度モデル)、そして日本から提唱されているDPEEなど、各国の団体からいくつもの評価指標が提案されています。 こうした環境評価指標は発展途上といえますが、その標準化や認定制度に目を向けると、国内ではその動きが加速していて、国際的な合意や標準化もスケジュールありきで進んでいます。 本講演では、データセンターにおける環境・エネルギー評価指標とその測定方法標準化、世界的な流れを含めた最新動向について解説します。 講師 日本データセンター協会 小林 賢造 氏(富士通) |
※ タイムテーブルは、若干変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
ご参加の方、全員にもれなくプレゼント!『データセンター完全ガイド2014年夏号』
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東京都中央区八重洲1-3-7
八重洲ファーストフィナンシャルビル2F