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産学連携フォーラム「第13回 自動車技術に関するCAEフォーラム2022 オンライン」 2022年2月9日(水)、10日(木)

次回開催は2022年9月14日(水)予定
※ご協賛については運営事務局へお問い合わせください。

製造業のデジタル化を支えるCAE技術と未来のクルマづくりを展望するフォーラム

「自動車技術に関するCAEフォーラム」は2015年2月に、自動車開発にフォーカスしたCAE技術の専門フォーラムとして初めて開催をしました。当時は、日本大学 生産工学部 自動車工学リサーチ・センターと民間の出版社であるインプレスとの共催でスタートし、第11回目より東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構 (通称:UTmobI)が主催を引継ぎました。
毎年夏と冬の2回を開催している本フォーラムですが、前回の冬季フォーラムでは2,000名を超える自動車エンジニアの皆様に参加登録をいただくほどまで規模の大きなイベントに成長してまいりました。

さて、自動車業界は「100年に一度の変革期」と言われるようになり数年が経ちますが、自動車業界のみならず、IoTや通信、都市開発や自治体など、社会インフラに関わるあらゆる業界と関係者を巻き込みながら、グローバル規模での競争が、いよいよ激化しております。
もはや自動車を含む「モビリティ」や「移動」といったテーマは、社会全体で取り組むべき大きな課題と可能性を兼ね備えた重要事項となっております。

社会構造が大きく変化していく中で、開発設計現場においては、開発期間の短縮やコストの削減と高機能化や安全性の向上等の両立がこれまで以上に重要視されるようになり、エンジニアに求められる技術や知識が増大していると考えられます。今後はますます、CAEをはじめとする様々なデジタル技術の活用や、業界の垣根を超えたオープンイノベーションが鍵を握ると考えられます。

今回のフォーラムでは、これからの自動車開発を担うエンジニア・研究者・関連業界や関連機関の皆様に、全体で取り組むべき方向性や、CAE等のデジタル技術の具体的な技術動向と活用事例についてまで、幅広くご覧いただきます。

皆さまにとって本フォーラムが、実りのある機会となること、また産学官連携の有効な場として提供できることを期待しています。
ご参加を心よりお待ちしております。

須田 義大 氏

「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長
東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構
(UTmobI) 機構長
生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター
教授

須田 義大

テーマカテゴリー

  • 簡易モデルを使ってのCAE/FOA/1D-CAE、機械学習を用いたメカニズム解明

    簡易モデル・機械学習を使った設計支援は、効率的な開発には不可欠である。そこで、1D解析により、現象の解析的推定を実施し、机上検討手法を構築した事例を紹介する。また、機械学習によるサロゲートモデル構築と、重要因子連鎖構造の可視化により、メカニズム解明と設計指針導出を支援する、データ分析プロセスを取り上げる。

  • 鋳造・鍛造・プレス成形・樹脂成型・接合・熱処理など加工に関するCAE全般

    製造品質向上、製造コスト低減および生産準備期間短縮を目的に、各種の生産加工におけるCAEの利活用が進んでいる。また、生産加工CAEと設計CAEをコンカレントに行うことで、製造要件を考慮した手戻りの少ない設計も可能になってきた。
    本カテゴリでは、生産加工CAEに関する最先端の技術および企業での適用事例について紹介する。

  • 機能設計や性能設計をさらに進化させるためのCAE活用

    自動車開発で求めらる機能・要件は年々複雑さが増しているが、開発期間の短縮も同時に求められている。コンセプトや構想を練る段階から、図面での具体的な仕様・構造の定義、さらには検証に至るまで、目的とする機能要件の達成を短期間で見通す必要があり、モデルベースによる機能設計が必須となっている。
    今年度は、操作系開発、衝突性能開発、エンジン性能開発の分野から、機能設計の最新情報を紹介する。

  • “高性能・低コスト・軽量な構造”、“効率的かつ手戻りのない開発”の実現に貢献するCAE

    構造・設計CAEは古くから活用されてきているが、性能・コスト・軽量化を高度に両立し効率的かつ手戻りのない開発を実現していく上で、依然として重要な領域である。また近年CAE適用範囲が拡大され評価手法についても多岐にわたってきている。
    今回は、X線による衝突中の車体変形可視化への取組み事例,パターン認識と機械学習による衝突ロバスト設計の事例,トポロジー最適化による繊維強化樹脂を活用したドア開発事例などを取り上げ、年々充実していく構造・設計CAEの最先端をご紹介する。

  • 車両開発に活用されるCFD技術全般

    電費/燃費向上を目的とした車両空力抵抗低減検討や車両搭載コンポーネントの高度化など、CFD分野においてもシミュレーションを活用した現象分析や性能向上検討の重要度が更に増している。
    本カテゴリーでは、2輪車の燃費性能向上における流体シミュレーションの活用事例や、自動車の信頼性向上のための空気力分析の検討事例などの最新情報を紹介する。

基調講演

K1

すべての人に移動の自由を ~トヨタの自動運転技術への取組み~

  • トヨタ自動車株式会社
  • コネクティッドカンパニー Autono-MaaS/自動運転 CPL クルマ開発センター Fellow
  • ウーブン・コア株式会社 Chairman
  • 鯉渕 健
鯉渕 健

セッション詳細

セッション概要

K1 基調講演 「すべての人に移動の自由を 〜トヨタの自動運転技術への取組み〜」

自動運転の考え方自体は古くからあり、これまでも多くの取り組みがなされてきた。しかしながら、航空機や船舶と比較して交通環境が複雑な車の自動運転は未だ実用化されていない。こうしたハードルの高さにもかかわらず、近年多くの企業が開発に力を入れるのはなぜなのか。一つはセンサ、コンピュータ、ソフトウェアといった技術の飛躍的進歩、そして二つめは社会の強い後押しが挙げられる。本講演ではすべての人が安全、自由に移動できる社会の実現を目指すトヨタの自動運転技術開発の取組みを示す。

講師
鯉渕 健
鯉渕 健

トヨタ自動車株式会社
コネクティッドカンパニー Autono-MaaS/自動運転 CPL クルマ開発センター Fellow
ウーブン・コア株式会社 Chairman

1993年、トヨタ自動車入社。車両運動性能開発、車両運動シミュレーション開発に携わり、その後、ブレーキ制御、ステアリング制御などのシャシー制御開発を担当。さらにパワートレイン系統合制御を含む幅広い車両制御システム開発の専門知識を習得。2014年より自動運転技術、先進安全技術領域の開発責任者。現在、トヨタ自動車 コネクティッドカンパニー Autono-MaaS/自動運転 CPL、クルマ開発センター フェロー、Woven Core, Inc. Chairman を兼務

K2

自動車とロボットのトランスフォーム - 未来のCAEとは

  • 東京大学
  • 情報理工学系研究科
  • 教授
  • 稲葉 雅幸
稲葉 雅幸

セッション詳細

セッション概要

K2 基調講演「自動車とロボットのトランスフォーム - 未来のCAEとは」

自動車は100年に1度の大変革の時代と言われ、ロボットも産業用ロボットからサービスロボットへの進化が期待されている。自動運転車はもうサービスロボットである。次の100年、自動車はロボットでもありトランスフォーマとなってどう進化するか。そこにはCAEの進化が期待される。東京大学での知能ロボット研究を振り返り、変身し多様な役割を担うトランスフォーマを産み出すソフトウェア基盤の研究を紹介する。

講師
稲葉 雅幸
稲葉 雅幸

東京大学
情報理工学系研究科
教授

1981年東京大学工学部機械工学科卒業、1986年東京大学大学院情報工学専門課程修了(工学博士) 1986年東京大学講師、1989年同助教授、2000年同教授、現在、東京大学情報理工学系研究科創造情報学専攻。情報システム工学研究室において、ヒューマノイド、空飛ぶドラゴン、水陸空対応トランスフォーマロボット、ロボット記述言語、知能ロボットの発展可能な研究基盤システムに関する研究教育に従事。

協賛講演・オンライン展示をご希望の方

事務局では協賛講演・オンライン展示を募集しております。
ご希望・ご検討の方は事務局までお問い合わせください。
協賛プログラムに関するご案内資料をご用意しております。

「自動車技術に関するCAEフォーラム」運営事務局

E-mail:car-caeforum@impress.co.jp

自動車業界・エンジニア向けのイベントを多数開催!

インプレスでは自動車業界・エンジニア向けのイベントを年間を通して開催、運営しております。
気になるイベントがございましたら、ぜひお早目のチェックを!
他のイベントの詳細は以下サイトよりご確認いただけます。

開催概要

イベント名 産学連携フォーラム
「第13回 自動車技術に関するCAEフォーラム2022 オンライン」
日時 【フォーラム】
2022年2月9日(水) 9:30~17:40
2022年2月10日(木) 9:30~18:00
【オンライン展示】
2022年1月11日(火)~ 2月10日(木)
開催方式 オンラインLIVE配信(Zoom/Vimeo)
主催 東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI)
共催 株式会社インプレス
企画 「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員会
後援
(予定)
  • 愛知工研協会
  • 公益社団法人 自動車技術会
  • 一般財団法人 日本自動車研究所
  • 一般社団法人 日本機械学会
  • 日本大学 生産工学部 自動車工学リサーチ・センター
  • Center for Advanced Vehicular Systems (CAVS), Mississippi State University
  • 名古屋大学未来社会創造機構モビリティ社会研究所
  • ひろしまデジタルイノベーションセンター

参加対象 OEM、Tier1、Tier2、ハードウェア&ソフトウェアベンダー
参加料 無料(事前登録制)
お問い合わせ先 「自動車技術に関するCAEフォーラム」運営事務局
E-mail:car-caeforum@impress.co.jp

「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員会

委員長
須田 義大
須田 義大
東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI) 機構長
生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター 教授
副委員長
小竹 元基
小竹 元基
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 准教授
樫山 武士
樫山 武士
スズキ株式会社 環境・材料・生産技術開発部 基礎・先行技術開発課 専門職
林 憲孝
林 憲孝
株式会社SUBARU 技術本部 車両運動開発部 主査
長谷部 洋明
長谷部 洋明
トヨタ自動車株式会社 計測・デジタル基盤改革部 デジタルアセット推進室 主幹
若菜 剛介
若菜 剛介
日産自動車株式会社 カスタマーパフォーマンス&CAE・実験技術開発本部 統合CAE・PLM部
衝突耐久CAEグループ 主担
長谷川 誠志
長谷川 誠志
日野自動車株式会社 車両デジタル開発部 解析技術支援Gr 主幹
樋口 英生
樋口 英生
株式会社本田技術研究所 先進技術研究所 次世代電動車研究 チーフエンジニア
柳瀬 純一
柳瀬 純一
三菱自動車工業株式会社 機能実験部 担当マネージャー (実験総括・CAE推進担当)
髙山 光弘
髙山 光弘
サイバーフィジカルエンジニアリング技術研究組合 常務理事・CTO
水野 幸治
水野 幸治
名古屋大学大学院工学研究科 機械システム工学専攻
/未来社会創造機構モビリティ社会研究所 教授
本山 惠一
本山 惠一
Research Professor, Center for Advanced Vehicular Systems (CAVS), Mississippi State University
日本大学 生産工学部 客員教授 自動車工学リサーチ・センター 客員研究員
髙橋 進
髙橋 進
日本大学 生産工学部 機械工学科 教授 自動車工学リサーチ・センター センター長
見坐地 一人
見坐地 一人
日本大学 生産工学部 数理情報工学科 教授
自動車工学リサーチ・センター 副センター長
谷川 潔
谷川 潔
株式会社インプレス モビリティ編集統括部 統括部長
日本カー・オブ・ザ・イヤー 実行委員