“クラウドファースト時代”と言われて久しい今日。それを支えるサービス・プロバイダは、大きなビジネスチャンスを目の前にしているのと裏腹に、これまで企業ITが担ってきた役割を、より一層柔軟に、かつ競争力のある価格で実現しなければならないという課題に直面しています。

では、競争力に優れたサービスを提供していくために、これからのクラウドサービス・プロバイダは今、何を考えるべきなのか？

本セッションでは、世界レベルでのクラウドサービス・プロバイダを取り巻く状況を俯瞰しながら、国内のビジネスが向かうべき道は何なのかをお話しします。

クラウド大競争時代と言われる今日。サービスレベルの向上、スピード、価格など、あらゆる側面で顧客からの要求レベルが格段に高まる中、事業者は運用効率を最大化し、同時に顧客ニーズを満たす魅力的なサービス開発に奮闘している。

しかし、こうした取り組みの中で、実は盲点になりがちなものがあります。それが「ネットワーク」です。

本セッションでは、多くの事業者の皆さまと会話させていただく中で見えてきた共通の課題と問題意識をひも解きながら、急速な技術革新が進むネットワークの視点から考える「強い」ビジネスを生み出すITインフラ構築のポイントを、SDN/NFVなどのキーワードや事例と共に紹介します。

これまでユーザー企業の求めるITインフラは継続性／運用性を主軸にIT部門主導で企画／構築が進められていましたが、ビジネススピードや変化への迅速な適応が求められる現代にあっては、ITインフラも自社ビジネスに積極的に貢献する基盤であるべき、と考えています。そこで本講演では、ユーザー企業の抱えている課題やニーズを具体的な事例とともに上げ、「今、どのようなことがユーザー企業からデータセンター/クラウド事業者には求められているか」解説します。

クラウド活用が広く浸透し、データセンター/クラウド事業者を取り巻く競争が激化しています。ブランド力を持つ国内大手事業者に加えて、海外の有力事業者が国境をたやすく越えて、進出先の市場シェアを奪っていく――そんな熾烈をきわめる市場で“勝ち残り”ビジネスを成長させていくにあたって、今、何をなすべきなのでしょうか。本セッションでは、事業者の視点に加え、企業ITをめぐる課題や要件といったユーザ側の視点から、事業者が今後「進むべき方向」と「ビジネス成長の必須条件」を探ります。